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Dangerous Man 2nd
第13章 Lots of memories
彼女を連れて温泉地に車で向かう。
途中昼ごはんを食べて、休憩をしながら
のんびりと旅をする。
『アツシ何処まで行くの?』
『秘密やで』
『いっつも秘密やん』
『嫌か?』
『そうでもない』
『なんやそれ』
彼女の答えに笑いながら運転をする。
『遠いならリナ運転代わろうか?』
『お前免許持ってたん?』
『持ってるよ。ペーパーだけど』
……。
『気持ちだけでええわ』
そんな事を言ってる間に到着した。
『姫様着いたで』
『うわぁ立派だね!』
『そやな。老舗やし汚いと思ってたわ』
さり気なく失礼な事を口走ってしまった。
彼女は苦笑いしながら
俺の腕に絡みつき
『早く行こ?』
そう言って俺を見た。