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Dangerous Man 2nd
第17章 Candy
11月初旬
俺の誕生日
前日、珍しく工房のみんなが祝ってくれて
どんちゃん騒ぎしたおかげで
二日酔いで寝ていた。
リナは呆れながら
梅干しととろろ昆布の入ったうどんを
作ってくれ食べさせてくれる。
腹も膨らんでソファで二度寝を開始した。
夕方…ふんわりと甘い匂いがする。
いい匂い…ぐぅ〜っと腹が鳴る。
身体を起こすと
彼女はせっせと何かしている。
ぼんやりとタバコに火をつけ
晩メシ煮物かな…
二日酔い治ったし…
ガッツリ食えるもんがええな…
まだ夢から覚め切っていない頭で
食べる事だけ考えた。
『アツシ起きた?おはよ!』
『ん…おはよ』
『じゃーんっ』
そう言って彼女は俺の前に持ってきた。