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Dangerous Man 2nd
第2章 An ephemeral life
日に日に成長する胎児に合わせて
彼女は悪阻が始まった。
少し遅めの胎児からの自己主張。
体重は増えはしたけど
見た目は変わらない。
少し心配になる。
それでも俺は仕事をしなければならない。
工房でアクセの加工をする。
『アツシ、嫁さんどう?』
ユーヤが気にかけてくれる。
『おー何か吐いたりしてるわ。
やけどこの前夜中に
フライドポテト買いに行かされたわ』
幸せなボヤき。
『ハハハハッあるあるやな』
ユーヤは笑いながら頑張れよ。
そう言って肩を叩いた。
『奥さん悪阻辛そう?』
そう言うのはアイだ。
『まぁそやな〜。
あんまり言うて来ぇへんから
分からへんけど』