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第2章 An ephemeral life

結婚してから泊まりは辞めた。

だって可愛い新妻が
尻尾を振って俺の帰りを待っている。

家に帰り玄関を開けた。

…お出迎えがない…

リビングに行く。

彼女はソファで寝ていた。

ビックリした…。

彼女の隣にそっと座り髪を撫でる。
視線を下ろして彼女の腹を見る。

ここに、子供が居るんやな…

撫でてみる。

少しお腹は出て来たがまだ
なんの反応もない。

俺みたいな子供なんだろうか…
男だったらどうしよう

俺みたいになるかな…

女だったら…

変な虫寄り付かへんように
厳しめに育てよう。

まだ産まれもしない我が子の
育児プランを練ってみる。

『…ん。』

彼女がぼんやりと起きた。