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第25章 Take you to paradise

『リナ〜』

俺はキッチンで洗い物をしていた

彼女に絡み付く。

『も〜邪魔だよ』

軽くあしらわれ凹む…

『ええやん置いとけや早よベッドいこ？』

俺はそれでも諦めない。

『やだっお風呂も入ってないじゃん』

『なら今すぐ入ろ』

『ちょっとくらい我慢して！』

彼女はそう言い放つと

軽く触れるだけのキスをした。

……そんな事をされては

待つしかなくなる。

手伝う気なんてサラサラない俺は

大人しくソファに戻る。

何に時間を掛けているのか…

待ち遠しくて堪らない。

『リナ…まだなん？』

『もう終わるから！』

彼女は食器を片付けると

ソファに座った。