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第6章 Mr.trouble maker

ジュンの彼女は俯く女の隣に座り

『ほら、お姉ちゃん彼氏紹介する』

そう言って顔を上げさせた。

『どうも、ジュンです。
こっちは親友のアツシ』

そんな事言わなくても分かってる。

だって…

目の前にいるのは…

サヤなんだから。

サヤは俺を見ると目を丸くさせる。

俺も心臓が一瞬止まった。

隣ではジュンとジュンの彼女が
喋っているけど、バクバクと音を立てる
心臓がうるさくて聞こえない。

『……！アツシ！』

『…え？』

『…だから、お姉さんの話！』

『あ…あぁ。』

サヤは一言も発しない。
どうすればいいんだ。

『お姉さんは相手の何が好きなの？』

ジュンは優しく聞く。

『え…えと…。』

頼む！喋るな！