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第7章 Persuasion and her feelings

『今更何を言ってるの…？』

『……。』

『綺麗に終われると思ってるの？』

『…綺麗に終わりたい』

『そんなの…出来るわけないじゃん』

彼女はそう言って、
座っていた俺を押し倒す。

『ちゃんと…最後にするから』

泣きながら俺に唇を近付ける。



『…ごめん』

俺は彼女を退かせて立ち上がった。

『……アツシ』

『俺はお前を傷付けたくないし
俺だって傷付きたくない』

『……。』

『綺麗事で終わらせてくれ』

『……。』

『もう俺に近付くな。
お前の顔は見たくない
写真も音声データも今消せ』

彼女はキッと睨んだが
俺が舌打ちしてケータイを取ると
慌てて取り返し目の前で消した。

確認した俺は写真をもって
そのまま部屋を出た。