この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
振り向けば…
第18章 私自身を…



うりゃっ!

悠真の鼻を摘んでやる。


「うげっ!?何すんねん?」

「今、寝てたやろ?」

「あかんのか?」


あかん事はないけど…。

悠真が私の腕を掴むと少し乱暴に自分の布団の中へと放り込む。

いきなりですか!?

するつもり?

悠真がしたいのなら…。

悠真のしたいようにさせてやる。

いい子いい子するように私を抱えて頭を撫でる。

しばらくすると悠真の手が止まる。

後はスースーと聞こえる悠真の寝息…。

ダメだこりゃ…。

色気のない女とムードのない男の旅行。

ほんの少し見上げれば悠真の唇に私の唇が当たりそうな距離なのに…。

完全に悠真は爆睡中…。

悠真の唇に指先で触れみる。


「悠真の馬ー鹿…。」


と呟いた。

朝はやたらと元気な悠真君…。


「よう寝た!腹が減った!来夢はしっかりと寝れたか?」

「まぁね…。」


まだ6時…。

そりゃ、小学生みたいな時間に寝れば朝はこの時間にスッキリと起きれるわな。


「朝っ風呂浴びてから飯に行こうぜ。」


やたらと張り切る悠真君。

ダラダラとそれに付き合う私。


「来夢って朝はそんなに苦手やったか?」

「別に…。」

「なんで不機嫌やねん?」

「なんでもない。」

「まさか…、夕べ、俺がまた、やばい事なんかしたんか?」


何故か青い顔をして聞いて来る。

何もなかったんや!

知らん顔で女湯に向かってた。

私を恋人みたいに扱うてはくれる。

それでも私は恋人じゃない。

私には激甘でも私を愛してないというアホ男。

お風呂から出たら、悠真はちゃんと私を待ってる。

2人で朝食が出る食堂に行く。


「来夢…、卵…。」

「自分で割れ。」

「来夢さん…、マジに何に怒ってる?」

「怒ってないわ!」


悠真の卵を取り上げて豪快に割ってやる。


/772ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ