この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
振り向けば…
第20章 久しぶりに…



トイレを済ませ自販機でコーヒーを買い、客席に戻るとお姉さん達のセクシーパフォーマンスは既に終わってた。


「ああいうショーも格闘の醍醐味やのに…。」


意地悪な顔で笑う悠真が嫌いだ。

私を子供扱いしてる時の悠真…。

同じように育ったのに悠真の方が私の前をいつも進んでる感覚に慌てて背伸びをしてる私がわかる。

そんな自分が嫌いだから悠真の意地悪が嫌いだ。

リングの向こうに見える花道に海斗さんの姿が見える。

試合が始まるのだ。

セコンドには弟さんとコロコロと太ったおじさんが居る。

あれが噂のジムの会長さんなんだと笑うてまう。

完全なメタボで髪の薄い普通のおじさんが実は元世界チャンピオンで、リングに上がると有り得ないスピードで動くんだと海斗さん達が言うてた。

減量の話も聞いた。

今日の試合の為に海斗さんは8kgも痩せた。

陸斗さんも海斗さんも太りやすい体質だと言う。

しかも現場仕事…。

ガッツリ食べなければ身体が持たないと食事をするから毎回の試合は減量になると聞くと、試合には必ず勝って欲しいと思っちゃう。

対戦相手は海斗さんと似たような年代の似たような人…。

過去に3回戦って、2回海斗さんが勝ったらしい。

似たようなランキングだから、毎年のように対戦すると言うて海斗さんが笑うてた。

スマートな体型の海斗さんよりもガッチリした身体の対戦相手…。

試合が始まった。

元気君の時のように海斗さんが一方的に攻めて対戦相手がガードしてるような流れの試合…。


「まさか、海斗さんも負ける?」


不安になって悠真に聞く。

リングサイドでは


「海斗!もっとコンパクトに!」


という掛け声が多い。


/772ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ