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振り向けば…
第21章 喋れば変態…



お寿司屋さん…。


「やっぱ、海の幸って美味い。」


ずっとご機嫌の悠真。

私だけがドキドキする。

なんで、こいつが恋人じゃないのだろう?

やたら背が高いから目立つ。

引き締まった顔立ち…。

二重まぶたで切れ長な瞳…。

鼻が高いと思う。

黙ってりゃイケメン…。

喋れば変態…。

けど退屈はしない。


「俺の顔になんか付いてるか?」

「ご飯粒…。」

「嘘やろ!?」


つまらない嘘にアタフタする子供っぽい悠真を可愛いとか思う。

ご飯を済ませたら旅館に帰って温泉に入る。

悠真とは別々のお風呂…。

もうすぐ私の誕生日が終わる。

私が欲しいものは何でもくれる悠真。

服も靴も…。

思い出も願望も…。

くれないのは恋愛感情だけ…。

恋人は他で探せと悠真が言う。

ならSEXは?

夏の旅行では全くそんな素振りがなかった。

悠真をその気にさせないとダメ?

でも…、セフレとかは嫌だなとも思う。

大学の時に付き合ってたSEXだけの先輩の事を思い出すと虚しくなる。

あれこれと考え過ぎて、少し逆上せ気味でお風呂から出た。


「遅かったな。」


必ず私を待っててくれてる。


「お湯が気持ち良くて逆上せちゃった。」


悠真の腕にしがみつく。


「ジュース買うたろか?」

「うん…。」


激甘だと思う。

なんで恋人じゃない女にまで、いつもそんなに優しく出来るの?

部屋に帰ると布団が2枚敷いてある。

わざと浴衣の胸元を開けて手であおいで悠真に見せつけてやる。


「暑かったぁ…。」


悠真は私を見ずにテレビを付ける。

どうせ貧相な胸元には興味がないってか?

ちょっとムカついて布団に寝転がった。


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