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振り向けば…
第23章 雨や…



悠真がふふと笑う。

何がおかしいの?


「やりたいとは思わん。来夢やし。」


そう言いながら悠真の指先が私の股間を縦になぞる。


「やんっ!」

「けど…、イッた顔が見たいとは思う。」


そない言う悠真が頬にキスをした。

意味がわからん。

いつも、そうや。

恋人じゃない。

愛してもいない。

セフレでもない。

なのに私だけを感じさせたがる。

なんでなん?

聞く前に私の水着がモロに股間に食い込んだ。


「くはっ…。」


屋内プールだと声が響く。

ひたすら歯を食い縛る。

じっとりと悠真が私の割れ目に食い込む水着を撫でている。

お尻の方もかなり水着が食い込んでる。


「ゆう…。」

「部屋に帰るか?」


悠真にしがみついたまま小さく頷く。

悠真が股間に食い込んだ水着をプールの中で直してくれる。

プールサイドに出て更衣室に向かう。

シャワーを浴びながら考える。

セフレじゃないと言うけれど、これってセフレと変わらない気がする。

微かに悠真に愛されてると感じる瞬間はある。

他の人には冷たいのに私だけを甘やかす。

悠真がわからん。

ため息が出る悠真の誕生日…。

更衣室を出ると悠真が私を待ってる。

それも、いつもの事…。

悠真の寝室に行く。


「嫌なら、無理する事ないぞ。」


悠真が私から目を逸らす。

それが嫌いだ。

ちゃんと私を見てよ…。

悠真の頬にキスをする。


「誕生日やからな。今日だけ好きにしろや。」

「好きにしてええんか?なら、パイパンに…。」

「それは却下!」

「しゃあないなぁ…。」


悠真がサイドボードから何かを取り出した。


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