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振り向けば…
第5章 悔しいけど…



「でも…。」


奢って貰うのに気が引ける。


「気にすんな。家はどこ?送ってやるよ。」


その日は本当に家まで送ってくれた。


「来夢は昼飯は学食?」

「教室でお弁当です。」

「明日、弁当を持って学食に来いよ。」


溝口先輩にそんな事を言われてドキドキとかする。

翌日、美保に


「水泳部の先輩に学食に来いって言われてるの。」


と伝えると


「いってらっしゃい。」


と美保が言うてくれる。

緊張をして学食に行くと窓際の席には水泳部の5人組が座ってる。

明日香先輩も居る。

バスケ部の部長で生徒会長の日下先輩も居る。

バレー部の美女、幸芽先輩。

要するに2年生のイケメンと美女が昼休みに食堂に集まってる。

そんな中に1年生の私だけがポツンと放り込まれた挙げ句に溝口先輩が


「俺の彼女。」


とか言っちゃった。


「わぉっ!?マジ?」


明日香先輩が聞いて来る。

なんとなく幸芽先輩には睨まれた気がした。

それでも溝口先輩の彼女だと言われるだけで私は舞い上がってた。

一応、ちょっと怖いからと次の日からは美保にも学食について来て貰う。


「来夢の友達?」


溝口先輩が美保に聞く。


「うちのテニス部の後輩。」


明日香先輩が説明してくれる。

日下先輩が


「じゃあ、2人とも体育祭の応援団に入りなよ。」


と言い出した。


「応援団?」

「委員会から連絡が行くよ。クラスから男子4人と女子4人を応援団に選んでくれってね。」


クラスは全部で12クラス…。

3クラスずつ4つのカラーに分けて競い合う体育祭。

ピンク組、青組、紫組、オレンジ組。

シンボルカラーの鉢巻きをして応援団は応援合戦でダンスを踊る伝統がある。


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