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ありがとうを君に…
第6章 不調

どれだけの時間がたったのだろう
目が覚めても、私はまだ夢の中にいるような…
そんな気分だった

いったいここは何処?…
診察室とは全然違い、ベッドとテーブル
そして、テレビもある…まるでホテルのようだ


ガチャ…

誠一が携帯を握り部屋に入ってきた

「あっ、仁実…気が付いた?」
「誠一…ここって、どこ?」

「病院の個室だよ…先生が、ちょっと心配だから
一日だけ入院しようって」

きっと、私は不安な顔をしているのだろう…
誠一はニコッと笑い、優しく教えてくれた


「私っ…… 私っ…… 」
「仁実、今はとにかくゆっくりしよう…ねっ
大丈夫だから、今は何も考えなくていいから」


「赤ちゃんがいないの、私の赤ちゃんが…
いやっ、違う…私が、私が殺してしまったんだ…

赤ちゃん、お腹の中で頑張ってたのに…
私が殺してしまった…うっ… うっ… 

私がもっとしっかりしていれば…もっと…うっ…
ごめんね赤ちゃん、こんなママで…ごめんね… 」

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