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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第3章 ゴールデンウィーク。旅行二日目
「う、うう…あう、あ…!」

 とても目を開けていられない。愛里は目をしっかりと閉じ両手で顔を覆った。

 耳に聞こえてくるのは、近くを流れる川の音、時々遠くを走り抜けていく車の音。しかし、それらはどこか遠くの世界の音のような気がする。

 嫌でも耳に入ってくるのは、自分の股間を啜られる音。
 新堂はわざとじゅるじゅると音を立てて愛里の股間を貪った。

 自分の大事なところを舌が這いずり回っている感触がはっきりと伝わる。

 昨日、立て続けに幸彦に犯された体がその感覚を覚えてしまっていた。最初はただ耐えているだけだった愛里も、指や舌がどう動いているかということが分かるくらい、セックスに慣れ始めている。

 とはいえ、それは快感を意味しない。

 指や舌がどう動いているか、自分の体をどうされているかが分かってしまう分、嫌悪が強くなる。決して気持ちよくなどないのに体が動いてしまうのも、それを見た男に「気持ちいいんだね」と言われることも悔しくて悲しい。

「はぅ、は…うあぁ…!」

 クリトリスを舐められるたびに指が自分の意思に反して感電したように跳ねる。自由に動かせない、力が入らない。物を掴むことも出来ない。

 新堂を引き離すことが出来ない。せいぜいが頭に手を添える程度のことしか出来ない。

 成す術もなく、股間を嬲られ続けた。
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