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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第11章 優しい瞳



月曜日。
レイナに会ったらどんな顔をしよう?
どんな風に声を掛ける?
その前にアイツは俺を避けるかな?


教室に入り見渡す。

彼女の姿は無かった。珍しい。

席についてぼんやりと扉を見つめる。

ガラっと開いてレイナがやってきた。
俺と目が合うと気まずそうに
逸らした。

まぁそりゃそうか。

俺は前に向き直りいつも通り
過ごすことにした。

午前中の授業が全て終わる。

昼飯何食おうかな〜。
そんな事を考えていると

『ツカサ』

レイナが俯いたまま俺を呼んだ。

『うん?どした?』

優しく返事をする。

『…あの……少し話せない?』

『ええよ何?』

『ここじゃなくて…』
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