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第15章 心の行方

『友達連れてきたよー！』

『話聞けや』

彼女はおいでおいでと手招きすると
ガーリーなスタイルの女の子と
綺麗めな女の子が寄ってきた。

『初めましてー』

『初めまして！早速やけど移動しよっか？』

ワタルさんはそう言って先を歩き始める。

『レイナ！離せ！歩きづらいって』

『照れなくてもいいじゃん』

『シバくぞお前』

お願い！一応上司もいるんだから！
彼らを立てて！

そんな事はお構い無しに
レイナは俺に絡み付いたまま歩いた。

個室居酒屋に入り男女分かれて座る。

何だか既に疲れた。

『俺ワタルー！』

『俺はカオル』

『ツカサです』

『レイナでーす』

『シノです！』

『モモでぇす』