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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第4章 Kiss me
『……おぉ』
何だか分からないけど感心した。
彼女は笑いながら俺に口付けた。
『…生臭っ』
俺が眉をしかめると
『…でもツカサのだから美味しいよ?』
とからかわれた。
『ほらっちょっとは落ち着いたでしょ?
ケーキ焼いたの!食べよ?』
俺は取り敢えずズボンを履き直し
上はTシャツとワイシャツのまま
ラグに座り直す。
甘い物はあまり好きじゃなかったけど
彼女の焼いたチーズケーキは
サクサクして美味しかった。
『お菓子も作れたんやな?』
『ツカサの為に練習した』
『…可愛い事言うやん』
思わずまたチュッとキスをする。
唇を離し頭を撫でた。
『…もっとキスして?』
彼女は甘く俺の耳元で囁いた…