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第6章 Cheating

………。

つーか連絡するな言うたのに！

『誰？』

彼女が冷たく俺を見る。

『…クラスメイト』

『随分仲良いんだね』

『てか勝手に見んなよ』

『話すり替えないで』

『…はい』

『…もういい帰ろう』

彼女に何を言っても

『分かったから』

そう言って目を見ようとはしなかった。




大阪に戻っても変わらなかった。

『マイ…！』

彼女の腕を掴んだ

『痛いから離して』

『こっち見てよ』

『ツカサの顔なんて見たくない』

『……嫌や』

『こっちやって嫌や』

『なぁ…ちゃうねんて』

『何がちゃうの！？』

彼女は振り向いた。
目に涙を浮かべてキツく俺を睨む。

『…俺が好きなんは…！』