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堕ちる
第1章 1
パンツの上から、すっかり硬くなっている部分を撫でられた。

再び僕の体が震える。

「敏感なんだね」

パンツの縁に、手がかかり――

「すごい。長谷川の、おっきい……」

僕のモノが、江藤さんの手のひらに包まれた。

上へ下へと、ゆっくりとしごかれる。

思わず、上ずった喘ぎ声をあげてしまった。

「長谷川って可愛いんだね。ここはこんなに大きいのに」

先端に、江藤さんの指がかかる。

「我慢汁があふれてる。すっごい、いやらしい……」

江藤さんの指が先っぽ全体を這い、なにか、ぬるぬるしたものを塗りつけてきた。

ひょっとすると、江藤さんの言うところの我慢汁が塗りつけられているのか。

「おいしそう。長谷川、舐めていい?」

そう問われると、僕は思わず、頭を持ち上げて、自分の下半身を見下ろした。

「あの……」

舐めるとは、つまり僕のモノに、江藤さんが舌を這わせ、口に含むということだろう。

知識の乏しい僕だが、まったくの無知というわけではない。

男女の間では、それが一般的に行われている行為であることも知っている。

しかし、僕自身が体験する日がくるとは、想像すらしなかった。

「じゃあ、舐めるからね」

僕の顔を見て、江藤さんが妖艶に微笑む。

それから、僕の下半身にゆっくりと顔を近づけ……

一舐め、舌を這わせた。

ビクンと、腰が跳ねた。

「ダメです、そんなこと……」

普通に行われていることだと知っていても、汚いと思ってしまう。

いや、普通はシャワーを浴びてから行うのだから、やっぱり汚いだろう。

「江藤さん、体、汚いですから……」

「大丈夫。長谷川のだったら、全然平気……」

そう言ってもう一度舌を這わせると、江藤さんは僕のモノをすっぽりとくわえ込んだ。

温かさに包まれ、それから唾液と舌と口内の肉とで、僕のモノが刺激される。

僕は我慢できず、情けない声をあげてしまった。

江藤さんの頭が、すばやく上下しはじめる。

水気を含んだ、卑猥な音が響いた。

僕の体の芯から、先端にかけて、何かがせり上がってくる。

途端に僕は、我慢の限界に達した。

「江藤さんっ、出ます!」

江藤さんは、まだ口に含んだままだ。

このままでは、口の中に――。
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