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もう1度…
第3章 雪乃の再来
保坂は少女を見て驚き、声を失った
「やっぱり似てますか?」
保坂は頷き、そのまま座り込んだ
「あ、座って…」
「はい… あ、これ祖母からの手紙です」
封筒が保坂の前に差し出され、手を小刻みに震わせながらハサミを入れた
綺麗な字で色々と書いてあり、目の前に座ってる少女が雪乃の孫のようだ
「おばあちゃんには反対をされました、でも最後は賛成をしてくれたから宜しくお願いいたします」
「…で、おばあちゃんの話から聞かせてくれる? これには君のことしか書いてないから」
「はい、おじいちゃんは遠藤猛(たける)と言って、今は料理屋をしてます おばあちゃんと一緒に そこにお父さんの博人から数人生まれてます」
「遠藤猛? あの遠藤さん?」
「ご存じなんですね、その頃はピンク映画とか成人映画と言われてた時代の男優です 役者志望だったようで、バイトで出演していたと聞きました でも、おばあちゃんと仲良くなって、一緒に引退したみたい(笑)」
「じゃあ、息子さんの子供がキミ?」
「はい、そうです」
時より手紙を読みながら、保坂は話を聞いていく
「本気でやりたいの? ただの見学なら良いよ」
「本気です、女優としてやりたいのです」
「おばあちゃんに似て、キミも言ったら引かないタイプかな」
「ただ…」
「ただ?」
「おばあちゃんと同じように短期間だけ」
「なるほど」
「お願いいたします」
「即答は無理かな、この手紙をじっくり読んでから返事をする だからキミの連絡先を教えて」
「はい」
『遠藤雪乃 080-××-×× *****@*******』とメモ書きを保坂に手渡し、雪乃は立ち上がり、保坂の部屋から出て行こうとする
「え? 雪乃っていうの? 本名?」
「はい、おばあちゃんが付けてくれました」
雪乃は部屋を出て行き、保坂はまた手紙を最初から読み直した
「やっぱり似てますか?」
保坂は頷き、そのまま座り込んだ
「あ、座って…」
「はい… あ、これ祖母からの手紙です」
封筒が保坂の前に差し出され、手を小刻みに震わせながらハサミを入れた
綺麗な字で色々と書いてあり、目の前に座ってる少女が雪乃の孫のようだ
「おばあちゃんには反対をされました、でも最後は賛成をしてくれたから宜しくお願いいたします」
「…で、おばあちゃんの話から聞かせてくれる? これには君のことしか書いてないから」
「はい、おじいちゃんは遠藤猛(たける)と言って、今は料理屋をしてます おばあちゃんと一緒に そこにお父さんの博人から数人生まれてます」
「遠藤猛? あの遠藤さん?」
「ご存じなんですね、その頃はピンク映画とか成人映画と言われてた時代の男優です 役者志望だったようで、バイトで出演していたと聞きました でも、おばあちゃんと仲良くなって、一緒に引退したみたい(笑)」
「じゃあ、息子さんの子供がキミ?」
「はい、そうです」
時より手紙を読みながら、保坂は話を聞いていく
「本気でやりたいの? ただの見学なら良いよ」
「本気です、女優としてやりたいのです」
「おばあちゃんに似て、キミも言ったら引かないタイプかな」
「ただ…」
「ただ?」
「おばあちゃんと同じように短期間だけ」
「なるほど」
「お願いいたします」
「即答は無理かな、この手紙をじっくり読んでから返事をする だからキミの連絡先を教えて」
「はい」
『遠藤雪乃 080-××-×× *****@*******』とメモ書きを保坂に手渡し、雪乃は立ち上がり、保坂の部屋から出て行こうとする
「え? 雪乃っていうの? 本名?」
「はい、おばあちゃんが付けてくれました」
雪乃は部屋を出て行き、保坂はまた手紙を最初から読み直した