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第10章 30代最後の誕生日

香菜side


てかぁ～・・・・。


なんなの？？？


相田君はさっさと歩き裏に行くと、


すっごい勢いでこっちを見て来て・・・・。


こっわ！！


いきなり振り返ってこないでよねッ？！



「あのぉ～・・・何なんですか？？？忙しいから早く戻らないと！！」


私がそう言うと・・・。


相田君は、


「お前今夜予定あんの？」


何々？？？


「別に・・・宮君とご飯行く！」


そう言うと相田君は目を見開いて・・・。


「宮ッ？！って何で宮ッ？！」


な・・・何ッ？？？？


「べ・・別にいいじゃん！！！お互い時間あったし・・・」


相田君は持ってた紙袋を直ぐ脇のゴミ袋にドカッと・・・入れ・・・。


えっ？！



「もーいーや！！！俺もう袋行くからッ！！」


はぁっ？！



「ちょっと！接客中に呼び出しといて何なのッ？！」


相田君はなーーーーーにも言わず・・・・。


売り場の方に戻って・・・。



・・・てかさっきゴミ箱に捨てたやつって・・・・。



何なのッ？？？？



ゴミ箱を漁ると・・・。



ポンテヴェキオの袋。


？？？？？？