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クレオメ~君の隣に居たい❤️
第10章 30代最後の誕生日



香菜side



宮君に手を引かれて売り場を離れてデパート近くのカフェへ・・・。


もう涙が零れそうで・・・。


何でこんな気分になるのか分からない・・・。


一体何なのか・・・。


何でこんな嫌な気分にならないといけないんだろう・・・・。




宮君はカフェの一番端の席に私を座らせ・・・。


「甘いカフェラテで良い???(笑)」


・・・・・・。


「うん・・・・。」


バックを抱え少し深呼吸をして涙が出ないよう念じる。


40手前の女がこんな事で泣いて堪るか!!!


別に悲しいとか、ショックとかじゃない。


いや・・・ショックなのかも。


ここ最近相田君に良い様にセクハラされて自分もそれを拒否らず・・・ちょっと久々にこんなことされた位に少し浮かれてた自分が情けない。


そして相田君にキレられて、当の本人は・・・。


野島さんと食事???


モヤモヤしてるとテーブルの上に置かれた暖かいカフェラテ・・・。


顔を上げると・・・。


ニッコリ笑う宮君・・・。


「少し落ち着いた???(笑)」


そう言って私の前に座った。


・・・・・・。





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