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クレオメ~君の隣に居たい❤️
第22章 泥棒猫は・・・・




香菜side


・・・・・・・・。


宮・・・君・・・・。


ギュッと私の手を掴む手に力がこもった。


私は情けないくらい・・・何も言えなくて・・・。


下を向いていた。





「あ・・・じゃぁ・・・私は主人が来るので・・・・(笑)」


相田君の奥様の・・・そう言う声が聞こえ・・・。


でも私は何も言えなかった。


「じゃぁ僕らはランチに出ますね(笑)」


宮君がそう言って私の手を解き・・・・。


私の肩を抱いてそう言った。



その時、・・・やっと顔を上げて・・・宮君と・・・・。


相田君の奥様を見た。


相田君の奥様は冷ややかな目で私を見て・・・。



最後にまた・・・。


あの目で笑った。


凍り付いた。





「行こう・・・・」


宮君がそう言って一緒にビルの外へ・・・・。


暫く何も言えない。


カチンコチンに固まった・・・体。


唇が・・・震えた。



こんな事で・・・震える位なら・・・・。



不倫なんて・・・。



簡単にしてるんじゃない・・・私・・・・。







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