パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第30章 全ての終わり

香菜side


自宅に着いたのは22時過ぎ。


久々帰る千葉の家・・・・。


なんか寒いな。


あ・・・。


離婚したらこの家どうなるんだろう。


まだ新しいし・・・売れるか・・・。





はぁ・・・。


この家を建てた時は色々夢見たな・・・。


子供が出来たら最初は1階で子供と寝たいし・・・孝ちゃんを夜中起こさないよう・・・1階の和室は広めに・・・。


庭にはウッドデッキを作りたかったから少し大きめな庭。


日当たり良好。


2階は孝ちゃんのサーフィン部屋と・・・嘗て一緒に寝ていた寝室。


そしていつか子供が出来たら使うはずだった・・・子供部屋。




・・・・・・。


もう何もいらないや。


キッチンに行き何も入っていない冷蔵庫に持ってきたポカリを入れた。


はぁ・・・。


何かまだダルイ。



でも明日からまた仕事。



頑張ろう。



そうだ、頑張ってお金をためて～・・・何処か海が綺麗な場所で一人で暮らそうか？？？


・・・・って40のバツイチが一人で怪しいか(笑)


・・・・・・・。





私の不倫の行く末って・・・・こんな末か。



あの女の人に貰った離婚届をごみ箱に捨て・・・。



・・・・・・・。


明日自分で貰いに行こう。