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会えたから
第31章 再び
イった瞬間、リョウは自身を引き抜き、そのまま私の胸に崩れ込んで、号泣した。嗚咽が止まらない。
訳は分からなかったが、とりあえず頭と背中を撫でながら黙っていた。初めてみるリョウの号泣。嗚咽が止まった時リョウが話し始めた

「泣いたりしてカッコ悪いよな。俺、ずっとミオの事が好きだった。でも、今日抱いたらフェラも手慣れた感じだったし、最後に腰を振ってたりして「こんな風に教えられたんだ」と思った。本当なら自分だけしか知らないミオになるはずだったのに、あんなに大事にしてきたのに。と思ったら泣けてきたんだ。俺だって同じなのにな」

私は(しまった!!ワールドワイドに鍛え上げた技術の粋を尽くしたのがまずかったか!!)←wと思ったが、当然言えるわけもなく、黙って頭を撫でていた。

どれくらい時間が経ったか、リョウが「シャワーしてくる」そういって部屋から出て行った。シャワー音が止むと濡れた髪を拭き拭き出てきて

「ミオもシャワーする?」と聞かれたので

「ん」そういってシャワーを浴びた

シャワーを浴びながら考えるのは、さっきのリョウの涙と話。

ずっとスキだったというのも本当だろう。彼女の事が大切と言った事も。それなら、今の私は今の私だから何も言わず嫌われてサヨナラした方がいい。そういう結論に至った

ホテルを出ると、リョウは「明日東京に行ってくる」そう言って帰って行った
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