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会えたから
第9章 春は出会いの季節
塾を出るとふいにこちらを向いて「ミオちゃんっていうだね。俺、カイ。木下カイ」

(知ってますえぇ~~~え知ってますとも)とか思いつつ

「私は 松田ミオ」

「その制服は星ヶ丘高校だね。俺は~青城学院の2年!」

(おぉー!同い年ですかぁ~~~その制服が眩しいですぅ////)


「カイ君はどの電車?」(知ってるけど)

塾のある駅は大きな駅ではないけど、いくつかの路線があるターミナル。

「俺?星ヶ丘線方面」
(うんうん。毎週ストーカーのように見てましたからね。)

「私も。」

「じゃ、一緒に帰ろう」

(え?え?いいの?いいの??わーーマジかっ!!ホレてまうやろ~~~)

二人で並んで駅へ向かう。

向かうといっても駅は目の前。二人で改札を抜けて、電車に乗る。

「何駅?」カイ君が聞く。

「太鼓橋。カイ君は?」

「俺は、春原。」(うんうん。それも知ってる。いつぞや後を付けましたからね)

「青城なのにどうして塾行ってるの?国立でも狙ってる?」

青城学院は大学付属高校。内部進学のはずだ。

「進学がヤバいんだよねー」まさかの答え!!

「え?!進学?どういうこと?!内部進学じゃないの?」

「いや、内部でも3割くらいは落ちるんだわ。俺ボーダーだから。。。」

「なんか、変な事聞いてゴメンネ」

「全然!!まーったく気にしてない。1浪したら上がれるし。」

(なんだそのシステム??)

などと話している内、5分ほどで太鼓橋駅に着いた。便利だが、近いことを呪うよ。。。


「じゃあね」

「おう!またな」

(え?え?「また」があるんですか?期待していいですか?)

少しだけ距離が縮まった二人
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