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セックスと愛とフレグランス
第6章 ハイスクール
陸上部の先輩などは智広から孝介の情報を仕入れメールアドレスを知りたがった。
だが、個人情報の依頼だけはいつも丁寧に断った。
孝介から「オレに寄ってくる女には興味なし」と告げられていたからだ。
孝介が高校二年の春、兄に転機が訪れる。
同級生数人とカラオケに行くと、その中の一人が兄の歌声に惚れ込んだのだ。
その同級生は仲間数人でバンドを組んでいてボーカルを探しているということだった。
そして孝介の歌声がそのバンドのリーダーの眼鏡にかなったという訳である。
だが、個人情報の依頼だけはいつも丁寧に断った。
孝介から「オレに寄ってくる女には興味なし」と告げられていたからだ。
孝介が高校二年の春、兄に転機が訪れる。
同級生数人とカラオケに行くと、その中の一人が兄の歌声に惚れ込んだのだ。
その同級生は仲間数人でバンドを組んでいてボーカルを探しているということだった。
そして孝介の歌声がそのバンドのリーダーの眼鏡にかなったという訳である。