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セックスと愛とフレグランス
第6章 ハイスクール
「特別授業、よろしくお願いしまーす」佐目は背筋を伸ばし甲高い声を上げる。
ホントお調子者だな、と心の中でため息を吐く。
「陸上っていうのは基本、立って行いますよね」
愛先輩は人差し指を立てながら教師のような口調で解説を始めた。
こんな教師が中学にいたら智広ですら死にもの狂いで勉強しただろう。
横に立つ佐目は、うんうん、と餌をねだる犬のように何度も頷いている。
こいつはもう愛先輩の虜だな、などと彼の行動を見て自らの考えに納得してしまう。
ホントお調子者だな、と心の中でため息を吐く。
「陸上っていうのは基本、立って行いますよね」
愛先輩は人差し指を立てながら教師のような口調で解説を始めた。
こんな教師が中学にいたら智広ですら死にもの狂いで勉強しただろう。
横に立つ佐目は、うんうん、と餌をねだる犬のように何度も頷いている。
こいつはもう愛先輩の虜だな、などと彼の行動を見て自らの考えに納得してしまう。