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セックスと愛とフレグランス
第6章 ハイスクール
数メートル先に視線を向ける。
グラウンドに座り、足を開いた愛先輩が身体をこちらに向けた状態でストレッチを行っていた。
同級生と他愛ない会話をしているであろう彼女の楽しそうな笑顔に見惚れていると、智広の視線に気づいたのか、「どうしたの?」という表情で愛先輩が首を傾げて見せた。
瞬間、心臓が激しく飛び跳ねる。
智広は慌てて視線を逸らした。
その先には、肩を寄せ合い、微笑みながら帰宅のため校門へ向かう高校生のカップルが目に入った。
※
瞬く間に二か月が過ぎ、引退試合を終えた三年生たちはそれぞれの道を歩み始めていた。
グラウンドに座り、足を開いた愛先輩が身体をこちらに向けた状態でストレッチを行っていた。
同級生と他愛ない会話をしているであろう彼女の楽しそうな笑顔に見惚れていると、智広の視線に気づいたのか、「どうしたの?」という表情で愛先輩が首を傾げて見せた。
瞬間、心臓が激しく飛び跳ねる。
智広は慌てて視線を逸らした。
その先には、肩を寄せ合い、微笑みながら帰宅のため校門へ向かう高校生のカップルが目に入った。
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瞬く間に二か月が過ぎ、引退試合を終えた三年生たちはそれぞれの道を歩み始めていた。