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セックスと愛とフレグランス
第8章 とまどい
せーかーい、と愛先輩は左手の人差し指を立てた。「孝介くんとお付き合いさせていただいてまーす」おどけた口調でいう。
「いただいてますって……。それホントですか?」
「ホントだよ、でもまだ付き合い始めてまだ二週間だけどね」
恥ずかしげに首を傾けながらいう愛先輩を見つめる。すると玄関から扉の開く音が聞こえた。
心臓が早鐘を打った。
母親が帰宅したと思ったのだが、すぐさまその考えを否定した。
母親は、今晩は観劇のため都心に出掛けている。
その後友人たちと食事をするので帰宅は午後十一時を過ぎるといっていたのだ。
「いただいてますって……。それホントですか?」
「ホントだよ、でもまだ付き合い始めてまだ二週間だけどね」
恥ずかしげに首を傾けながらいう愛先輩を見つめる。すると玄関から扉の開く音が聞こえた。
心臓が早鐘を打った。
母親が帰宅したと思ったのだが、すぐさまその考えを否定した。
母親は、今晩は観劇のため都心に出掛けている。
その後友人たちと食事をするので帰宅は午後十一時を過ぎるといっていたのだ。