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セックスと愛とフレグランス
第8章 とまどい
こっち、という孝介の微かな声が聞こえた。
おそらく二人は兄の部屋に籠り、甘い世界に浸っていくのだろう。
隣接する孝介の部屋の扉が閉まった音を確認すると、ゆっくりとベッドから立ち上がった。
階下のダイニングに向かうため自室の扉を開ける。
ドアノブを持ちながら廊下に出ると、兄の部屋からは微かに二人の会話する声が聞こえてきた。
隣の部屋からは時折、ふふっという愛先輩の含み笑いが聞こえてくる。
とてつもない空腹を感じていたが、どうしても階段を下りることができなかった。
両脚が凍りついたように固まってしまったのだ。
おそらく二人は兄の部屋に籠り、甘い世界に浸っていくのだろう。
隣接する孝介の部屋の扉が閉まった音を確認すると、ゆっくりとベッドから立ち上がった。
階下のダイニングに向かうため自室の扉を開ける。
ドアノブを持ちながら廊下に出ると、兄の部屋からは微かに二人の会話する声が聞こえてきた。
隣の部屋からは時折、ふふっという愛先輩の含み笑いが聞こえてくる。
とてつもない空腹を感じていたが、どうしても階段を下りることができなかった。
両脚が凍りついたように固まってしまったのだ。