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セックスと愛とフレグランス
第11章 嫉妬
振り返ると、彼女がいう。
「本日はご来店、誠にありがとうございました」
丁寧にあいさつを述べると、深々と腰を折った。
無言で愛先輩を見つめていたが、彼女は頭を上げることはなかった。
するとエレベータの扉が閉まっていく。
店を出ると、電飾が賑やかに点滅する看板を見上げた。
ポケットのスマホを取り出し、電源を入れアドレス帳を呼び出す。
「か行」を検索すると「勝見愛」を表示させる。
迷うことなくアドレス帳から消去した。
ふーっと大きく深呼吸をして歩きだした途端、スマホが着信を告げる。
表示を見ると佐目からだった。
「本日はご来店、誠にありがとうございました」
丁寧にあいさつを述べると、深々と腰を折った。
無言で愛先輩を見つめていたが、彼女は頭を上げることはなかった。
するとエレベータの扉が閉まっていく。
店を出ると、電飾が賑やかに点滅する看板を見上げた。
ポケットのスマホを取り出し、電源を入れアドレス帳を呼び出す。
「か行」を検索すると「勝見愛」を表示させる。
迷うことなくアドレス帳から消去した。
ふーっと大きく深呼吸をして歩きだした途端、スマホが着信を告げる。
表示を見ると佐目からだった。