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セックスと愛とフレグランス
第3章 シャーク
ああない、と医師に告げた時と同じように否定した。
とてもじゃないがEDになるきっかけとなったあの出来事を佐目に打ち明けるなんてできない。
そのことを彼が知ってしまったら、もしかすると絶交される可能性だってあるのだ。
ここは秘密にして彼から御教授を賜ろうと考えた。
一つ頷いた佐目はグラスを持ちカクテルを一気にあおった。
「話は単純明快だな」
ホントか? と上半身を乗り出した智広に佐目が大きく首を縦に振った。
これは心強い。