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我が運命は君の手にあり
第5章 第五章
ウィィィィィィ…………ン

「そ、それだめぇぇぇ……ああぁあぁ……」

ぐにぐにと奥まで侵入してくる人工物に、容赦なくいたぶられる。自由を奪われたまま、その攻め具に踊らされる冴子。
染井が両手を伸ばして乳首を捻り上げた。

「ぐっ……んああぁあぁぁ……」

冴子は叫び続けた。媚薬が、黒い玩具が憎かった。こんな目に合わせる染井が憎かった。けれど身体は貪欲だった。

もっと、もっと滅茶苦茶にしてぇぇ……

その刹那、子宮から放たれた稲妻が全身を駆け巡った。冴子は闇を凝視したまま未知の絶頂に雄叫びを上げた。激しく震え、狂ったようにくねり続ける身体。

止まらない、止められない
凄い凄い凄い……あぁ、いい……

「気に入ったようだね冴子。あとであの赤いダリアをここに活けよう。私の邪念をたっぶりと注ぎ込んだあとでね。君は私の仕上げた最高の花器だ。ふふ……このまま展示会に出品したいぐらいだよ」

あぁ、私は旦那様の作品
旦那様の器、極上の花器
幸せ、幸せ、幸せ……

「ん?おいおい抜けないじゃないか。欲張りだな君は、それなら……」

ウィィィィィィ…………ン

「ひっ、ぐあぁっ、アッアッアッアッアッアッ…………」
「素晴らしく淫らだ……」

冴子は炎のように燃えた。
失神してなお、身体は痙攣を繰り返した。そして程なく、黒い物体をずるんと産み落とした。

「さぁ、起きるんだ、次は私の番だよ」

冴子を目覚めさせた染井は、愛液にまみれた陰部をしげしげと見つめた。

「極上のディナーをじっくりと味わうよ。いいかね、ん?」
「……」
「いいかね」

息がそこにかかった。

「あんっ」
「どうなんだ」

消えかけた炎が、剛介の視線と声にめらめらと勢いづく。

「だ、旦那様、早く、早く……」
「早くなんだ、ん?」
「……く、ください」
「なにを」

涙目になり、憎い男に懇願した。

「早く、め、召し上がって……旦那様、どうか冴子を、冴子をじっくりと召し上がってください」
「うむ、いいだろう。君がイヤだと叫んでもやめないよ。ふふ、私は君を、よく知ってるからね。……冴子、媚薬の効果はとっくに切れているんだろう?」
「っ……」

剛介は、焼き物の目利きのような所作で冴子の尻を両手で持ち上げた。

「これは旨そうだ」

目隠しがほどけ、冴子は舌舐りをする剛介をじっと見下ろした。







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