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第3章 家庭崩壊の始まり

「りほこさん!!りほこさん、みわこの修学旅行の費用を勝手に使ったって本当なのかしら!?」
「義母さま!!アタシはみわこちゃんの修学旅行の費用は渡しましたわ!!」
「いいわけばかりを並べないでちょうだい!!りほこさん!!どうして知人におカネを貸すようなことをしたのかしら!!」
「アタシは人におカネを貸すようなことはしていませんわ!!」
「うそおっしゃい!!りほこさん!!みわこが楽しみにしていた修学旅行に行けなくなってしまったら、その時はりほこさんのお人好しが原因としておくから!!」
「義母さま!!誤解です…」
「いちいちいちいちいちいち反論してこないで!!もう怒ったわよ!!みわこの修学旅行の費用をドロボーしておいて悪いことをしたと思っていないのだったら出て行きなさい!!」
「義母さま!!」
「りほこさん!!りほこさんはひさとが勤務している製造工場の従業員さんたちに社内恋愛ができないのでかわいそうねと言っていたでしょ!!」
「そんなことは言っていません!!」
「りほこさん!!出て行きなさい!!りほこさんはアタシたち家族をグロウしたのだから出て行きなさい!!」

かすみはりほこにこう言った後に『こんなことになるのだったら…ひさとをショッケンに就職させるのじゃなかった…りほこがひさとをグロウした…』と言うたあと『りほこさんの親がドロボーだからりほこさんがドロボーになったのよ!!』とりほこの実家の親きょうだいをバトウするだけバトウしたのでありました。

その上に、かすみは『（ひさとの幼なじみの女の子）ちゃんの方が器量がいい子でひさとのことを思ってくれたのに…』と言いまして、ひさとの幼なじみの女の子と結婚した夫のことをバカ呼ばわりして呼ばわりズタズタに傷つける発言を繰り返していました。

りほこは、かすみからボロクソに悪口を言われてしまったので、心がズタズタに切り裂かれてしまいました。

せっかく家族７人が仲良く暮らして行こうと思っていたのに、りほこがみわこの修学旅行の費用を流用したことが原因で家族関係が大きく壊れてしまいました。

りほこは、かすみからバトウされたことを苦に家出をしてしまったあと行方不明になりましたが、家族はりほこが出て行ったから物事は解決したと言いまして放置してしまいました。