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嫁の貸し出し始めました
第12章 どうしようない衝動に…。
宮部静香は
その時偶然に
事務所にいた。


平日の開店早々の時間帯は
ここグリーンマートの客足は
多くはない。


このあたりには
大手のスーパーもあるため
ここの店を利用する
その客の多くは
ゆっくりと喫茶店で
モーニングサービスを楽しんだあとの
寄り道程度にこの店を利用するのだ。

そのため静香は…
倉本孝のスマホに着信があり
それを見た孝が…
明らかにそわそわして
事務所の裏口を出た場所にある
職員の駐車場に出ていくのを
眺めていた…。


静香は
ほぼ1ヶ月前…
そう…孝がマンジョウメに美緒を
貸し出したあの日…

マンジョウメからの報告メールに思わず
グリーンマートのトイレで
自慰行為をして
白濁汁を噴出させた孝。

その後
ズボンのチャックを
閉め忘れてしまったため
あの栗の花の匂いのする
白濁汁の匂いを
たまたま静香が嗅いでしまうことに
なってしまってから

静香は主任の孝に
性的なときめきを感じるようになってしまった
そうなると
セックスレスの主婦の性欲は
高まり…ときめき…

その日から
孝が気になってしかたがない
そんな気持ちを抱いていたのだ。
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