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郁美の真実 parallel story
第4章 〜郁美、屋外公開露出調教〜
郁美が駐車場中央に駐車していた黒いワンボックスカーの助手席に乗り込むと、その車は駐車場の出口に向かった。

やはりここまでが限界だった。

私は郁美を乗せたワンボックスカーがスロープを降りて走り去るのを虚しく見送った。

郁美がUの車でどこかに出掛けたのは間違いないが、確認できたのはそれだけだった。

興信所などが浮気調査なんかをするのも、実はかなり難しいものなのだと思った。

それでも、郁美が実際にUと会っているという現実を目にしたことがなかった私にとっては、ショックなような、興奮を覚えるような複雑な心境だった。

この後は私にできることは何もない。

とりあえず夜までネットカフェに潜むことにした。

郁美が出掛けたときの軽装ぶりを見ると、ひょっとしたらお泊まりはないのかとも思った。

22:00になり、こっそり我が家を見に行くと、リビングから光が漏れていた。

やはり郁美は帰宅していたようだ。

ひょっとしてUを家に引き入れていないだろうか?

リビングの窓にはレースのカーテンが閉められているだけで、時折郁美が行き来する姿が見える。

しばらく様子を見たが、郁美以外の姿は確認できなかった。

Uの来訪はないらしい。

再びネットカフェに戻る。

Uの画像投稿スレッドと「郁美改め みるく」
の画像投稿をチェックするが、更新はない。

今日、郁美とUはどういう過ごし方をしていたのか。

ただのデートだったのかもしれない。

いずれにしても、Uの画像投稿でもない限り知ることはできない。

私は諦めてネットカフェで夜を明かし、翌朝また例のファミレスに入り、郁美の動きを見張った。

残念ながら郁美の外出シーンには出会えなかった。

夕方、仕方なくスーツ姿に着替え、出張帰りを装って帰宅した。
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