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あらがわない夜を、あなたと
第3章 頬の火照る夜
けれども、夜の格は違う。
本当に嬉しいとき、彼は静かにほほ笑むのだ。
実際、格の瞳のずっと奥の部分では、喜びがきらめいていた。
「今、どんな気持ちか言葉にしてみて。率直に」
静かな笑みをたたえた格が、両手でみなみの頬を包みながら尋ねた。
率直であることが、ここでは美徳とされている。
だって、気持ちよくなるのに遠慮はいらないから。
「こんなんじゃ全然足りない! もっとひどいことして!」
仰向けに横たえられたみなみに覆いかぶさるようにして、格が体を寄せてくる。
本当に嬉しいとき、彼は静かにほほ笑むのだ。
実際、格の瞳のずっと奥の部分では、喜びがきらめいていた。
「今、どんな気持ちか言葉にしてみて。率直に」
静かな笑みをたたえた格が、両手でみなみの頬を包みながら尋ねた。
率直であることが、ここでは美徳とされている。
だって、気持ちよくなるのに遠慮はいらないから。
「こんなんじゃ全然足りない! もっとひどいことして!」
仰向けに横たえられたみなみに覆いかぶさるようにして、格が体を寄せてくる。