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第2章 施設と初恋

『もっと凄い事してるよ。私は
おじさんの言いなりだったから。
怖くて……受け入れるしかなかったけど
でも、今はおじさんが恋しい』

『そのおじさんが好きってこと？』

『きっと敬太くんにはわからないよ。
身体が欲しがるの。同じ歳ぐらいの人は
どんなことかもわからないだろうけど、
身体がおじさんに触って欲しいって』


『ねぇ、俺に教えてよ……セックスでしょ？
俺の母ちゃん、俺の前でよくしてたんだ。
だから、見たことはある……』
『お母さんは？』

『出て行ったんだよ。俺捨てられたから』


その日から私達は二人で秘密の時間を
過ごしていた。誰にも見つからないように。


誰も居ないとこでこっそりキスをした。
なんだろう……不思議な気持ち。