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第2章 施設と初恋

私達はなんとなく一緒にいる時間が
増えて行った。
他の人はあまり信用できなかった……
学校の帰り、あまり目立たない
人があまりいないような公園で
待ち合わせていた。

同じクラスだし、同じ施設だから
あまり教室ではかかわらないようにしてた。


ベンチで話したり、何も話さなくても
一緒にいるのが安心した。


『ももちゃん、こないだの続きしたい』

『いいよ、どこでする？』

目の前にトイレがあった。

『ちょっと待ってて』


私は女子トイレを覗きに行った。
勿論誰もいなかった……
この公園に人が居るのは
あまり見たことなかった。

『敬太くん、来て』

個室に二人っきり。

『女子トイレ……初めて入った』

『どんな気分？』


『いけないことしてる気分』

二人で笑った……