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第3章 先生との秘密

『私……やっぱり普通じゃないよね。セックスは
おじさんにいい子だって思われたくて、
優しくされたかっただけなのに、そんなの
わかってもらえないよね……』

『そのおじさんって怖くなかったの？』

『おじさんは優しかった。その前にママが
付き合ってた人は私の事を邪魔にしてたから。
ママも変わってしまって、私の居場所は
なかったの』

私はこんな話……初めてちゃんと話した。

『辛かったね……でもこれから
同じ事したら、僕はそのおじさんと
同じだな。最低な教師だな』

『先生は悪くないよ』

『中村……これから僕の言う事聞いてくれる？』


『うん……』


先生は私を抱き寄せた……

先生の心臓の音……

懐かしい気持ちがした……

私は先生の中におじさんを感じて
いたのかもしれない……