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2番目の女
第1章 わたしは2番目の女
この光景、
何度も見てるけど、やっぱり心がざわつく。
嫌な感情を持っちゃいけないってわかってるけど、
どうしてもおさえられない。
「あ、もしもし?ごめん、シャワー浴びててさ着信気づかなかった。
ん?いま?1人だよ。」
嘘つき…
私と一緒にいるでしょう?
男の携帯から
少しだけ女の声が漏れている。
「ねえ、ケンちゃん、今日わたし時間できたんだ。会わない?」
「え!そうなの?会うに決まってんじゃん。嬉しいよ!」
わたしが見たこともない笑顔で、
笑う男。
何度も見てるけど、やっぱり心がざわつく。
嫌な感情を持っちゃいけないってわかってるけど、
どうしてもおさえられない。
「あ、もしもし?ごめん、シャワー浴びててさ着信気づかなかった。
ん?いま?1人だよ。」
嘘つき…
私と一緒にいるでしょう?
男の携帯から
少しだけ女の声が漏れている。
「ねえ、ケンちゃん、今日わたし時間できたんだ。会わない?」
「え!そうなの?会うに決まってんじゃん。嬉しいよ!」
わたしが見たこともない笑顔で、
笑う男。