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舞い降りた天使
第20章 返信
よかった
一緒に行ってもいいと
言ってくれて

1人なんかでは
心配で行かせられないと
思ったんだ

簡単に離婚に応じたことが
俺には腑に落ちなくて
妙に気になっていたから

「あ、それから
もし大丈夫なら
今日も電話じゃなく会って話さない?
駿太とさっちゃんも
会って話した方がいいような気がするんだけど」

「………」

真穂は迷っているみたいで
返事が遅い

まだ離婚届を出してないから
躊躇ってるのかも知れないな…

「あ、ごめん。
何か引っかかるならいいんだ。
今日は電話でも」

「あ、うん…
ごめんね
まだちょっと
どうしていいのか分からなくて

何て言うか…

巧くんとのことを
どう進めていいのか
まだ巧くんとも話していないし
あ、違うの
会わせたくないとか
そーゆーことじゃなくて
えっと…」

そうか…
さっちゃんに
俺が父親としてスムーズに受け入れてもらうには
どうしていけばいいのか
具体的には何も
話合ったことがなかったもんな

「真穂、大丈夫。
そうだよな、俺焦りすぎた。
よく考えて慎重にやっていった方がいいもんな。
さっちゃんは今
学校のことで悩んでると思うし
あんまり色々急ぐのも良くないと思う。
だから今日は
予定通りに電話で話そう」

「ありがとう…巧くん」

「いや、焦ってごめんな?
なんか…
やっぱ嬉しくて」

「うん」

「じゃ、後は打ち合わせ通りに」

「うん、じゃ、また後で」

「じゃあ」

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