この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
舞い降りた天使
第4章 過ち


それから俺は
やっと落ち着いた徳永さんと
ハーブティを飲みながら
少しずつ
徳永さんから話を聞いた


徳永さんは
旦那の両親も
自分の両親も近くには居なくて
誰にも預けることなく
桜ちゃんを育ててきたそうだ

旦那の仕事は忙しくて
ほとんど
桜ちゃんの送迎は
してもらえないらしい

まぁ
そういうお母さんは
沢山居る

まずは
当たり障りの無いことを
俺に話してくれたんだろう

けどそれだけでも
徳永さんは
話せたことに
満足してるようだった


だから
俺は
それ以上の質問をすることはせず
今日のところは
他の話をすることにした


「そういえばさ
俺、27歳なんだけど
徳永さんて何歳?
姉ちゃんより歳下だとは思うんだけど」


「35。
お姉さんより年上かな…」


徳永さんは
そう言いながら
また手をぎゅっと握った


「ハズレ。
姉ちゃんは37。
徳永さんの方が年下だな。
あー…
俺、なんか徳永さんに
敬語使えなくなっちゃった(苦笑)
気になる?」


姉ちゃんと話してる感覚なのか
それとも
仕事のこと以外では
なんとなく
俺がリードしてるってゆーか
俺に頼ってくれてそうな徳永さんを
あんまり年下とは
思えないからなのか
逆にもう
俺は敬語に戻せない感じになっていた


「ううん、気にならないし
そうして欲しいかな。
その方が…
話しやすい」


「なら良かった。
あーそれと
今更だけど自己紹介するよ。
転職してここに引っ越して来たのは
ちょっと姉ちゃんのことが心配になったから。
あー正確に言うと
姉ちゃんじゃなくて
姉ちゃんの息子。
俺の甥っ子が心配でさ
そんで思い切って近くに越して来たんだ。
それから
恋人はいなくて…」


「いないの?」


「いないよ?
いそう?」


「うん。
モテそう」





/337ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ