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舞い降りた天使
第6章 裏切り

それから少し
旦那の話も聞いた

旦那がいつも留守にしてるのは
新しい事業を始める準備をしてるかららしい

本当かどうか
わからないけどさ

元々知人と事業をしてて
それが失敗して
借金あるのに
また事業を始めるとか。
それで
現在安定した収入はないってわけ

そんなこんなで
真穂はずっとこのハードな仕事をしてて
さっちゃんを産んだ後も
数ヶ月で仕事復帰をしたらしい

元々仕事は好きだけど
さっちゃんに
寂しい思いをさせてることが
心苦しいみたいだ

まぁ聞けば聞くほど
胸の痛くなる話だよな


「それで真穂ちゃん
離婚考えたりしないの?」


「ん…
暴力とか浮気とか
そーゆーのがあるわけじゃないから…
それにやっぱり…」


「さっちゃんのこと?」


「うん」


「やっぱな。
姉ちゃんと同じだ。
駿太のために
我慢してたんだよな…
せめて駿太が高校卒業するまでは
とかなんとか…」


真穂も同じこと考えてんのか
唇を噛んで
黙り込んだ


「浮気、してないの?
いつも留守じゃん」


「わからない」


「携帯見たりしないの?」


「しない。
知らない方がいいこともあるし…」


「なんだよそれ…。
まぁ携帯見ろなんて言わないけど
疑ったこともないの?
なんか変だなって思ったこととか」


「……」


「あるんだろ?」


「出張鞄から…」

「うん」

「出てきたことある。
四角いの」

「ゴム?」

「うん」

「それアウトじゃないの?」

「使ってたわけじゃないし…
持ってただけだし…」

「それを追求したって
さっちゃんのために
離婚したくないなら
知らない方がいい…か…」

「……」

真穂は
少し顔を歪めた

「大丈夫。
真穂を責めたりしないよ。
子供のこと一番に考えてる
真穂の気持ち
俺、理解できるから」


そう言って
俺は
真穂を抱きしめた
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