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第9章 崩れ出す二人

豊の家は新浦安駅から３つ下った・・・・南船橋駅。


駅前にIKEAがあって・・・。


豊君の家はIKEAのすぐ裏にあるスッゴイ綺麗なマンション・・・・。


マンション下のコンビニでジュースやお菓子を買い一緒にマンションの中に入ると・・・。


「今日親居ないからさ～・・・・」


・・・・・・。


あ・・・。


居ないんだ。


「豊君って兄弟居るんだっけ？？？」


一緒にエレベーターに乗りながら言うと・・・・。


「弟が居るけど大体友達の家に遊びに行ってるから家には居ないんじゃないかな？？？」


・・・・・・・。


そっか・・・。


じゃ・・・、誰もいないんだ・・・。




8階で一緒に降り・・・豊君の家の前で立ち止まって豊君がカギを開けてくれた・・・。


「どーーぞ(笑)」


(笑)(笑)


「ありがとう・・・、お邪魔します・・・(笑)」


広い綺麗な玄関で靴を脱ぎ・・・振り返ると・・・。


豊君はニッコリ笑って・・・。



「右側が俺の部屋(笑)入って良いよ？？？」



・・・・・・/////////



私は一回頷き・・・廊下に並ぶ右側の扉を開けた。


すると・・・。


そこは普通に男の子の部屋って感じ・・・。



シンプルな黒で統一されてて・・・結構広い8畳くらいの部屋・・・。



大きなベットに・・・その前にテレビ・・・その横には勉強机。



「綺麗だね・・・(笑)」


私が笑うと・・・。


豊君は私の腰に手を回して・・・・。


「昨日頑張って掃除したんだ・・・(笑)」


・・・・・(笑)