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第9章 崩れ出す二人

井ノ川は目を擦りながら・・・。


「お腹が痛い・・・」


そう言った・・・。


・・・・・・。


もしかしてアイツ・・・初めての女相手に・・・。


やりまくったとかないよな？？？？


「・・・なんか温かいの買ってくる・・・待ってろ？？・・・・」


俺は鞄を置いて直ぐそこにあった自販機で・・・。


温かいミルクティーを買って・・・。


井ノ川の方をまた見ると


井ノ川は両腕を手で抱えて・・・また震えていた・・・。




井ノ川の方まで行き・・・ミルクティーを渡し・・・・。


「家まで送る・・・、何かあった？？？」


そう言うと・・井ノ川はミルクティーを受け取ってそれを抱きしめると・・・・。



「ううん・・・・。大丈夫・・・・。」





大丈夫・・・。


何かがあったけど・・・。


大丈夫ッて・・・そう言う意味だったのか？？？？




その日、俺は井ノ川を豊洲まで送って家に着いたのは21時過ぎ・・・・。






そして井ノ川は・・・・。



翌日学校には来なかった・・・・。