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君に熱視線゚
第50章 番外編

バーで軽く三次会を済ませた晴樹と貴志は酒盛りの場所を新居に移す。


途中、コンビニで買い込んだ酒やつまみをリビングのテーブルに広げると二人はソファに座らず、そのまま床敷きの絨毯に腰を据えた。

あぐらをかきながら貴志はリビングを眺めるとポツリと呟く。

「まさかお前がこんな早く結婚するなんてな…」


「……俺もビックリだわ」


晴樹の返した言葉に二人は目を合わせ同時に吹き出した。

さんざん笑って落ち着くと、晴樹は笑みを浮かべながら呟く。

「結婚したって実感はまだ湧かないけどな…」

「逃げられてちゃ湧かねーな……痛っ!…」


晴樹は笑う貴志に柿ピーを投げ付けた。

馬鹿な話しかしない二人もなんだかんだで付き合いは7年になる。

若気の至りで楽しいことも悪いことも沢山やってきた。

貴志はヤクザという職業がら隠し事はするが、嘘は一切言わない奴だ。

失礼極まりないが、付き合いと言うものはちゃんと心得ている。

「おれの方が絶対先に結婚すると思ったけどな…」

貴志は何気にぼやいた。


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