この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君に熱視線゚
第52章 君に熱視線゚〜愛の鈍行列車〜

晴樹はもう一度大きな溜め息を吐いた。

「はあっ…やっぱいい、疲れた!考えたら俺、今日こっちに着いたばっかりだわ…もう先に寝るからな!」

何かと夫婦の営みを避けようと模索する苗をベッドに引き込むにはこうするしかない。

わざとらしく疲れを漂わせ、諦めたように仰向けに寝返ると晴樹はそのまま静かに様子を伺った……。


カタッ──と、物音がする。

暫く目を閉じて眠ったフリをする晴樹の真上が暗くなる。

明かりの眩しさが和らぐすぐ側で、苗の気配を感じた。

覗き込んでホッとしている苗の様子を感じる。
寝室を立ち去り洗面所で水を出す音が聞こえてくる。

晴樹はニヤリと口を緩めた。

顔を洗って戻ってきた苗が寝室の明かりを消してゆっくりとシーツを捲っている……。

フカフカの枕にぽすっと頭を預けると、苗は安心しきった笑みを浮かべて目を閉じた。


はあ…やっと寝れるだよ。


「──…!っ」

そう思った途端に身体に重みを感じた。

苗は恐る恐る、目を開ける──

豆電球の微かな明かりの中に、ぼんやりとした人影が見えてくる。

それはとても妖しい笑みを浮かべていた…。

/1031ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ