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ドSなお姉さんは嫌いですか?
第3章 意識


私はお風呂に入り、おつまみとご飯を作った。
泊まってくれると言う綾にも、その間にお風呂に入ってもらった。




カクテル系の缶のお酒をグラスに注ぎ、お互いそれを軽くあわせて綾が言った。
「すこし落ち着いた?」


「うん、綾がいてくれてすごく落ち着いた。ありがとう。お店予約してくれてたのにごめんね。」


「良かった。話せればどこでも同じだから気にしないで。」


私が作った物を食べながら綾が言った。
「で!よ。」


?となっていると

「?じゃないよ。その庇ってくれた彼は何者?」

食い気味に言う綾。

「あのね、」


……


説明が終わると綾が言った。
「いい子じゃん!で、その彼の事どう思ってるの?」


「うーん、そう!その事についてなんだけど相談したかったんだよね。嫌いにならないでね…」


分かったと頷く綾を見て続けた。
「なんかね、彼の照れる顔とか嫌がってる顔を見ると、なんかね、その、」

言葉に詰まっていると
「萌える?」
とすかさず答えてくれた。


「そんな感じ!でね、笑ってる顔も可愛くて…。恋とは違うのかもしれないんだけど、こんな気持ち初めてで自分でも戸惑ってるんだけど、抑えられないんだよね。」


「しょうこ年上かタメの人としか付き合った事ないもんね。どっちかと言うと苦手そうだったから意外!でも私はずっと年下が多かったから分かるよ。可愛いよね。」


その言葉で自分は変態かもしれないと思っていた事が普通のように思えて安心した。





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